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イルカとふれあえるホテルで働きませんか? 神戸須磨シーワールドホテル

取材・リクラボ 久保亮吾  撮影・大崎 聡

スマスイの名前で関西圏の人々に親しまれた神戸市立須磨海浜水族園が閉園し、「神戸須磨シーワールド」として生まれ変わる。株式会社グランビスタ ホテル&リゾートを構成員とする神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体は、「須磨海浜水族園・ 海浜公園再整備事業」を推進しており、ここには神戸須磨シーワールドはもちろんオフィシャルホテルも新設される。スタッフを募集しており、ホテルと水族館の仕事を一体となって行うマルチタスクの働き方となるようだ。今回はプロジェクトリーダーの2人に詳しい話を聞いた。

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ホテルの責任者となる橋本さんはまさに神戸出身なのですね。「スマスイ」というのは地元の方々には大変思い入れのある施設だったのではないですか?
橋本:長年神戸市が運営していた神戸市立須磨海浜水族園(通称:スマスイ)は地元の幼稚園や小学生は必ず遠足で行くし、家族連れやデートでも行くし(笑)、本当に親しまれた所でした。閉園するときは多くの地元の方々がお越しになって「寂しい・・・」と涙する方もたくさんいらっしゃいました。
接している須磨海岸も地元の人なら誰しも行ったことがあるような場所で、関西では都市部にあるビーチというと他にはあまりないですから、夏にここで過ごされた人も多いと思います。
リニューアル以前のスマスイで、年間どのくらいの来園があったのですか?
水村:近年の入園者数はおよそ50万人でした。ただ、1987年のリニューアル開業時は250万人の来場があったと記録があります。 その時は「東洋一」と言われた波が起きる大水槽が大変話題で、とても人気の施設でした。
今回の新水族館では年間来場者数200万人を目標にしています。
スマスイ時代と変わってパークの中にホテルが新設されるとのことですが、どんな特徴のあるホテルになるでしょうか。当然今までよりも遠方のお客様もターゲットになると推察します。
橋本:そうですね。中・四国、東海、九州のお客様にもお越しいただきたいと考えています。 今回のホテルの一番の特徴は「ドルフィン・ラグーン」です。ホテルに宿泊のお客様専用でイルカとふれあえる場所になりますので、これは他のホテルでは体験できないアクティビティになるのではないでしょうか。イルカとふれあえる施設が常設されているホテルは国内初です。
大人も子どもも楽しめる“エデュテインメント”施設というのが水族館全体のコンセプトにもありますので、ただ遊ぶだけではなく子どもたちがイルカの生態について学べたり、まさにエデュケーションとエンターテインメントが共存・融合する場所でありたいと思っています。
それはすごい売りになる施設ですね。イルカをお目当てに来るお客様もたくさんいるでしょう。水族館のほうにある「オルカレストラン」という施設にも驚きました!
橋本:そうなんです、シャチを展示する「オルカスタディアム」の1階に「オルカレストラン」があります。ここではシャチたちが自由に泳いでいる姿も見られますし、パフォーマンスをしている最中にはその動きを水中から見ることができる構図になります。とても人気のレストランになると思っています。
水村:シャチのパフォーマンスは、自然に行う動作を組み合わせた内容です。ぜひシャチのダイナミックな動きを見てほしいです。
それと、オルカスタディアムの中には「オルカラボ」という施設もつくり、シャチの生態について学べる場所となる予定です。

神戸須磨シーワールドから関西圏の観光を盛り上げる

この様なホテルを作ることは貴グループからの提案だったのでしょうか。全体像をお聞きしたいです。
水村:ドルフィンラグーンを含めたホテルコンセプトの開発は共同事業体からの提案でした。「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」は大変大きな事業で、弊社の親会社である(株)サンケイビルを代表構成団体として、三菱倉庫(株)、JR西日本不動産開発(株)、(株)竹中工務店、阪神電気鉄道(株)、芙蓉総合リース(株)、そして弊社(株)グランビスタ ホテル&リゾートの7社による共同事業体として取り組んでいるプロジェクトとなっています。
もともと須磨海浜公園は、1945年の空襲で消失した住友別邸跡地を住友家が神戸市に寄贈し、公園として整備されたことから始まります。テニスコート、多目的広場などがあり、白砂の海岸沿いには「日本の白砂青松100選」にも選定された松林が広がる美しい場所です。
神戸という街はどうしても観光においては通過されてしまう、宿泊される方が少ないデスティネーションなのです。これに対して今回はこの美しい場所と、神戸須磨シーワールドを中心に置きながら、広く関西圏を周遊してもらうような旅行を目的にホテル、水族館を含めたパークの全体像を神戸市に提案し、認められました。

併設される水族館のレストラン

“演じられる人”がキャストメンバーに

さて、話題になることは間違いない水族館とホテルになりそうですが、そこで働く人にはどんなことを求めますか。
橋本: 水族館とホテルの両方ともをグランビスタで運営していきますので、その垣根を無くした働き方をしてほしいと思っています。例えばレストランなどは水族館の中にもホテルの中にもあるわけですから、その両方で働く環境を考えています。「ホテルと水族館と両方で働ける!」と、マルチタスクな働き方に魅力を感じる方に来てほしいですね。
水村:私たちは従業員をキャストメンバーと呼んでいます。これにはそれぞれの舞台でそれぞれの役を演じてください、という意味が込められています。スマスイから続く歴史とブランドもあり、今回の神戸須磨シーワールドとホテルは素晴らしい舞台だと思うので、大いにそこでお客様のために“演じられる人”に集まってほしいです。
それと、“躊躇なくあいさつできる人”を求めたいです。すれ違うお客様にどんどん笑顔であいさつする。当たり前のようで、なかなかできないことでもあるのです。ここでは躊躇なくお客様にアプローチできる人を求めます。お客様ともキャスト同士も業者さんに対しても常にフレンドリーであってほしい。
今回の神戸須磨シーワールドは魚や動物たちのQOL(Quality of life)を最重要事項として考え、魚や動物たちがストレス無く生きることを大事にしています。それは、働く人たちに対しても同じだと私は思います。キャストメンバーのQOLが高い場所でありたいです。
橋本:ここは働く人の笑顔で溢れ、何よりも楽しむことができないと成立しない施設です。生きものを大事にしていくことを基本として、この場所からキャストの皆さん自身が楽しんでお客様や地域へ情報を発信していってほしい。そして「関西行くなら神戸須磨シーワールドに行かないと!」という施設にしていきたいです。
【profile】水村樹人(みずむら・みきと)
1986年東京ヒルトンインターナショナル(現ヒルトン東京)に入社。マーブルラウンジに配属されホテルキャリアをスタート。その後メイン・ダイニング、オールデイ・ダイニング、和食レストラン等で経験を積む。
2008年 株式会社グランビスタ ホテル&リゾート入社。
セールス&マーケティング部、ホテル大阪ベイタワー 料飲支配人、札幌グランドホテル副総支配人等を経て、2022年より新須磨開発プロジェクト室長、2023年神戸須磨シーワールド開業準備室長就任
【profile】橋本ゆき子(はしもと・ゆきこ)
駿台ホテル観光事業専門学校卒。1997年三井観光開発(現在の株式会社グランビスタ ホテル&リゾート)入社。ホテル大阪ベイタワー、本社セールス&マーケティング部、ニューコンセプトホテル事業部、ニューコンセプトホテル事業運営管理部を経て、2018年ホテルインターゲート京都 四条新町で支配人就任。2022年より新須磨開発プロジェクトに携わり、2023年神戸須磨シーワールド開業準備室営業部門部長(ホテル担当)就任
須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業
所在地:兵庫県神戸市須磨区若宮町一丁目、須磨浦通一丁目
敷地面積:開発区域:約 101,900 m²(公園全体:約 139,000 m²)
飲食施設:園地3カ所・水族館3カ所
ホテル客室数:80室
ホテル内レストラン:1カ所

神戸須磨シーワールド・神戸須磨シーワールドホテル

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