15年前に「サービスマインドをたかめる物語」という本を書きましたが、本書はその改訂版といえる書籍です。
この15年で私もずいぶん“ホスピタリティ”という概念について勉強をさせていただき、いつの間にか日本ホスピタリティ推進協会で講師をさせていただくまでになりました。

そこで今回は存分にホスピタリティについて語ろうと思い、かなり原稿を修正しました。

結果、タイトルも変更し、新刊扱いとしての刊行です。
おなじみの、寺さんや町田くんという登場人物や、メインの物語はそのままに、

・ホスピタリティという概念について解説
・ホスピタリティを行動化するための「力」
について書いています。

そして、今回は人材紹介事業を営むものとしてのメッセージも織り込むことができました。

そのキーワードが「Ｃ→Ｅへの大転換」。

これは下呂温泉で旅館で働く方々向けに講演したときに私の頭にひらめいたキーワードです。
本の中では
「時代はＣホスピタリティからＥホスピタリティへ」
という小見出しで解説しています。

すなわち、企業内にホスピタリティがないのに、対顧客に対してホスピタリティ活動はできないということ。

CustomerはEmployeeの向こう側にいる！

という現実に、徹頭徹尾向き合って事業運営できるかどうかが、これからの企業の成否を決める岐路なのではないかと私は思うのです。
スタッフが不幸せな会社がお客様を幸せにできるわけがないのですから。

お近くの書店、アマゾンでご笑覧いただければ嬉しいです。

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発刊にあたり多くの方のご協力をいただきました。
特に日本ホスピタリティ推進協会のみなさま、そして版元である翔泳社の書籍編集と販売推進のみなさまに深く御礼申し上げます。

2019年３月吉日　　久保亮吾