リクラボコンサルタント日記4(ホテルの求人について)
久保ですーーー
スタック人材
今の組織でイマイチ活躍できていない人が、活躍できる組織に移動するサポートをする。
今の組織では将来の展望が開けない人が、それを開ける組織に移動するサポートをする。
乱暴なまとめ方をすると、人材エージェントの仕事はそういうことです。
「いやいや、活躍できる人はどこでもできるでしょう?」
「そもそも、活躍できない(能力の低い人)だから、人材市場に出回るんじゃないの?」
と、思われるかもしれませんが、案外そうでもないんですね。これが。
優秀でも活躍できないところにハマってしまっている人がいます。
これを僕はスタック人材と呼んでいます。
スタック人材になってしまう理由は様々あるのですが、ことホテル業界の場合、その会社の組織構成上の問題でスタック人材を大量生産してしまっている場合があって、非常に残念に思うことがあります。
つまり、ホテルの契約形態や、会社の株主構成が思いっきり枷(かせ)になってしまって、優秀な人に活躍のステージを授けられないというケースです。
非常にもったいない。
業界レベルでの損失だと思います。
このスタック人材に次のステージを見つけられた場合、ほぼ100%winwinwinになるんで、達成感あるんですよね。
後藤ですーーー
深刻な人材不足の折、弊社がここ最近注力してきた外国人人材の登録者が増えてきました。現在のところ、台湾、韓国とのネットワークが築けたので日々書類審査とスカイプでのインタビューを実施してます。
我々もある程度高いハードルを敷いていて、日本語検定1級以上、読み書きが問題なく出来る方で大卒以上と言うことで人材も優秀な方が揃いつつあります。受け入れ対応可能なホテルも昨年に比べると格段に増えました。同時にホテル側にもある程度の要求をしており、外国人を単なる安い労働力として考えるような古い思考の会社にはお断りしています。日本人同様の待遇をしてくれるところに限ってお願いしています。
毎年日本人の人口は30万人弱が減っている現状、『若手で、ホテル経験があって・・・』と言う10年前と変わらない条件で悠長に募集しているホテルはかなりヤバい状況になるのは当然で、新たな一手を討たないと、現職者が疲弊→退職者続出→サービス停止→倒産となるわけです。
VISA取得の知識と経験を得る事、会社を説得する事が必要です。
『募集はしてるけど人が集まらない』と言っている採用担当は、言い換えれば営業マンが『毎日営業してるけど売れないんです。』と同じなんですね。営業マンはクビですよね。
採用担当のレベル差が出始めてきた近頃、ホテルのES、CSにも作用してきております。